Q1:礼服はダブルが正しいの?  (トップページに戻る)
 A> そんな事はありません

冠婚葬祭に黒無地の略例服を着用するのは日本独自の習慣で、国際ルールではありません。
従って
シングル、ダブルどちらを着用するかは自由です。

でも実際にダブルを着ている方も多いです
カインドウエアという礼服のメーカーさんが1950年代に、
黒地でダブルの略礼服を作って冠婚葬祭用に勧めたところ大ヒットしました。
とくに年配の方の礼服にダブルが多いのは、その名残がいまだに続いているのです。

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Q2:上着の背中はなぜ割れてるのでしょうか?

>A:あれは、ベントといいます。

背中の真中が割れてるのがセンターベント
両サイドが割れてるのがサイドベンツ。左右二つ割れてるから複数形になります。

サイドベンツは日本語で剣吊り。あそこから剣を出すために切っているのです。
軍服を着て腰にサーベルを差したとき裾がさばきやすいようにサイドを切っています。

センターベントは
馬乗りと言います。
馬に乗って大きく足を開いたとき、上着の裾周りが突っ張らないようための工夫です。

ダブルの上着にあまり採用しないのは上にも書きましたように
ダブルは船員さんの服→船上では馬に乗らない
という根拠だと聞きました。

馬に乗らず、剣も差さない現代では本来の用途を失ってデザインとなっています。
略礼服はノーベントが一般的です。
粛々とした席の服というイメージを打ち出すためだと思われます


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Q3:モーニングとタキシードはどこが違うの?

モーニングはその名の通り午前中から夕食前までの礼装。
タキシードとイブニングは夕方以降に着ます。

 モーニング

丈の長い上着(モーニング・コート)の下に
黒、または白のベストを着ます。
ズボンはコールズボンという縞柄です。
   タキシード

襟は必ずシルクで作ります。
蝶ネクタイがポイント。
お腹にカマーバンドを巻いています
    イブニング

日本語では燕尾服といいます。
モーニングの前部分をカットしたデザイン。
上着と同じ生地のズボンは側章付き。
写真は白いベストですが
黒のベストも使います。
カマーバンドという腹巻みたいなもの
をお腹に巻きます。
モデルは岡山在住の歌手
浜崎あゆみさん(本名!)です。
〔着ている人〕
・結婚式の新郎やご両親、親族
・新内閣の閣僚
・葬儀の喪主
〔着ている人〕
・結婚披露宴やパーティ参加者
・映画祭・アカデミー賞授賞式の参加者
〔着ている人〕
・オーケストラの指揮者
・宝塚歌劇やミュージカルのスター
・結婚披露宴の新郎

ネクタイの違いも大切。
モーニングは白黒縞のネクタイ、あるいはアスコットタイ。
タキシードは黒の蝶ネクタイを使用します。
いずれも原則であってバリエーションは多々あります。  (トップページに戻る)