イタリアン・クラシコ

イタリアン・クラシコと呼ばれるスタイルでのご注文を時々頂きます。
紳士服の本場英国の近隣にあって、イタリアも独自の仕立て法を育ててきました。

体にぴったりと合った寸法で、全体にポイントを上に上げたスタイルが特徴です。

このページに掲載したスーツはイタリアンクラシコ・スタイルでお仕立てしています。

〔細部の特徴〕

・ウエストを高い位置で強く絞ったラインが顕著です

・第1ボタン位置が高く、襟が短い
・ゴージ(襟の刻み目)の位置も高い
・胸ポケットの位置も高く
 形は長方形ではなく船型に作ります。
袖ボタンは重ね付け、 X型に糸掛けしています。
このボタンはコロッソというイタリア製の
ヤシの実を削って作ったものです。
こちらの写真では4つ釦、本開きに仕立てています。
一番下のボタンが取れているのではなく、外しているのです。
釦は水牛の角で作ったものです。
腰ポケットの留めをDカンヌキにすることも特徴。(右写真)
ポケットの右上の角、縫い目が小さなDの字の形になっています。
              
 (カンヌキ)とはポケットの角などが破れないように何度も返し縫いする縫い方のことです。 
 英国式のI字型カンヌキとどちらがいいのか分かりません。習慣の違いでしょう。